ナイチンゲールの越境5:宗教 ナイチンゲール、神の僕となり行動する
著:徳永哲 著:平尾真智子 著:佐々木秀美 著:野口理恵 著:眞壁伍郎 著:大北全俊 著:伊藤幸史
- 判型
- 46
- ページ数
- 144ページ
- 本体価格
- 1,600円
- ISBN
- 9784818023635
- 発売日
- 2021年 10月 25日
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- 内容紹介
- 目次
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ナイチンゲールにとって〈神〉とは、「祈り」の対象ではなく、貧しい人びとを救済する善意に基づく「行為」の内に存在するものでした。「神の僕として、貧しい人びとの救済のために行動する」──これこそ、17歳のときに〈神〉の声を聞いた彼女が人生を捧げたものだったのです。
特定の宗派に属さず「善きサマリア人」派だったナイチンゲールの宗教観に迫ります。 -
フローレンス・ナイチンゲールと信仰─宗派の壁を越えて近代看護の確立へ……徳永 哲
クリミア看護婦人団の宗教的背景……平尾真智子
ナイチンゲールの宗教観─神秘主義の影響とアーサー・H・クラフとのかかわりを手がかりに……佐々木秀美
フランスの愛徳姉妹会とナイチンゲール……野口理恵
朝の思いを大切に─カイザースウェルト「母の家」に学ぶ……眞壁伍郎
法則に向ける眼差し─『思索への示唆/真理の探究』から読み解く思想……大北全俊
[コラム]
19世紀イギリスの宗教事情─イングランド国教会とオックスフォード運動……平尾真智子
聖ヨハネ看護修女会の奉仕活動……平尾真智子
人の心を支える「食」……伊藤幸史