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ポストコロナ時代の「通いの場」

編集:近藤克則 

判型
B5
ページ数
160ページ
本体価格
2,400円
ISBN
9784818023857
発売日
2021年 12月 16日

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  • 内容紹介
  • 目次
  • 日本老年学的評価研究機構(JAGES)と全国の市町村職員・住民のノウハウと知見を凝縮!


    「通いの場」を地域に増やし、外出や運動、交流の機会を作り出すことによって、健康増進・介護予防を図るとともに、コミュニティの(再)構築を促す取り組みが全国で展開されている。しかし、COVID-19感染拡大により、その多くが活動停止を余儀なくされ、高齢者の心身の健康状態への影響が危惧されている。

    本書では、日本老年学的評価研究(JAGES)の「通いの場」ワーキンググループと全国の市町村職員・住民をはじめとするさまざまな当事者による取り組み成果をもとに、感染症流行期・収束期においても、地域のつながりを保ち、介護予防事業を進めるヒントを紹介する。

  • 第1章 「通いの場」の現状
    1)「通いの場」の概念整理―狭義と広義―
    2)「通いの場」の実際―具体像―(狭義・広義の「通いの場」/「通いの場」から分野横断的な地域づくり、地域共生社会の実現へ)
    3)参加者の特性
    4)多様化する「通いの場」―参加先と参加割合の変化―(狭義・広義の「通いの場」の変遷/「通いの場」のモニタリングに必要な視点)
    5)地域特性に応じた工夫(地域の実情に合った展開を/多様な「通いの場」を見つける・場が広がる)
    6)地域診断に基づく介入事例―計画を立て(plan)、実行する(do)―(地域診断を起点とした取り組み事例/評価で見つけたgood practice/他)

    第2章 これからの「通いの場」
    1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下における高齢者の状況(COVID-19の流行と直接的な健康への影響/高齢者の生活の変化と予測される間接的な健康への影響/実際に高齢者はどうしていたのか)
    2)ポストコロナ時代の「通いの場」開催―厚生労働省による留意事項などから―(開催するための基本的な留意点/参加する際の具体的な留意事項/市町村担当者における留意事項/高齢者が居宅において健康を維持するための留意事項)
    3)感染症流行下および収束期における「通いの場」での具体的取り組み(「つながる」をつくるアイディア/運動をすすめるアプローチ)
    4)これからの「通いの場」(インターネット活用/オンライン「通いの場」の導入支援)

    第3章 政策動向と「通いの場」
    1)「通いの場」を後押しする政策の基本方針(介護保険法改正まで/インセンティブ交付金/健康寿命延伸プラン/認知症施策推進大綱/高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施/「一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会」取りまとめ)
    2)「通いの場」の今後の課題(専門職の活用/「PDCAサイクルを回す」方針/多分野による連携)

    第4章 多分野による連携
    1)「見える化」システムとワークショップを通じた地域づくり(保健・医療・介護データの一体的分析と「見える化」/ワークショップを通じた住民と行政をつなぐ仕組みづくり/認知症と高齢者にやさしいまちづくり/地域共生社会/保健事業の効果評価の事例)
    2)評価と説明責任(インセンティブ交付金/ソーシャル・インパクト・ボンド)

    第5章 プロセスや効果の評価
    1)評価の考え方(ロジックモデル/どのようなデータがなぜ必要か/地域レベルでの評価/プログラムレベルの評価―参加者名簿の作成方法―)
    2)取り組みの改善につながった評価事例―評価し(check)、改善する(action)―(プロセス評価からわかること/多部署による連携事例/モデル事業の評価/都市型介護予防モデル/「通いの場」の効果評価)
    3)評価を実施する上での追跡期間・データ数の目安

    ◆各事例のポイント
    ◆コラム(数で見る「通いの場」/効果やプロセス評価に関する相談・委託機関)
    ◆お悩み相談(認知症の人をどう受け入れる?/「足」がないときはどうする?/「通いの場」ができては消えていく……/「継続して参加するのは難しい」という人がいたら?/他)
    ◇「通いの場」開催に当たってのチェックシート

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