医療安全を推進するTeamSTEPPS(R)実践事例 チームが成長する7つのツール
著編集:東京慈恵会医科大学附属病院看護部・医療安全管理部
- 判型
- B5
- ページ数
- 200ページ
- 本体価格
- 3,000円
- ISBN
- 9784818027596
- 発売日
- 2023年 12月 26日
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- 内容紹介
- 目次
-
本書は2017年に刊行した『TeamSTEPPS(R)を活用したヒューマンエラー防止策』の内容を更新し、改訂・改題を行ったものです。
TeamSTEPPS(R)とは、医療の質向上と患者安全の推進を目的とした、医療チームにおけるコミュニケーションとチームワークの方法論です。本書では、東京慈恵会医科大学附属病院におけるTeamSTEPPS(R)の導入と活用について、実践事例に基づきながら解説しています。
今回は新たに、TeamSTEPPS(R)の開発元である米国の医療研究・品質調査機構が公開したTeamSTEPPS3.0(R)の情報を追加したほか、COVID-19流行時におけるTeamSTEPPS(R)の活用例なども収録しました。 -
1章 SBARとチームステップス導入の経緯と医療安全への効果
①SBAR導入の経緯
②SBARからチームステップス
③医療安全へ期待される効果
2章 チームステップスを効果的に導入しよう!
1 チームステップス導入に向けて
①組織文化の変革がポイント
②医療組織におけるコミュニケーションの障壁
③医療現場では通用しない日本特有のコミュニケーション
④アサーティブ・コミュニケーションと心理的安全性
2 チームステップスを知ろう
①チームワークとメンタルモデル
②チームステップスとは
3 チームステップスの4つのコアスキル
①コミュニケーション
②チームとリーダーシップ
③状況観察
④相互支援
4 チームステップスは継続が重要
①持続可能性について
②まとめ:安全な医療環境を目指して
3章 主なコミュニケーションツールの考え方と事例
1 7つのコミュニケーションツールの概要
①SBAR
②コールアウト
③ハンドオフ
④チェックバック
⑤クロスモニタリング
⑥2チャレンジルール
⑦CUS
2 7つのコミュニケーションツールを用いた応答事例
①SBAR
②コールアウト
③ハンドオフ
④チェックバック
⑤クロスモニタリング
⑥2チャレンジルール
⑦CUS
3 7つのコミュニケーションツールを用いた患者・家族をまじえた応答事例
①SBAR
②コールアウト
③ハンドオフ
④チェックバック
⑤クロスモニタリング
⑥2チャレンジルールとCUS
⑦CUS
4章 医療現場におけるSBARの活用
1 SBAR導入のプロセスと活用
①当院におけるSBAR導入
②SBARでコミュニケーションを振り返る
2 症状別SBARシートの作成とその意義
①つくることに意義がある症状別SBARシート
②自部署に合ったSBARシートをつくってみよう!
③SBARシート作成時の注意点
④SBARとチームステップス
3 SBARシートの活用事例
①当院におけるSBAR導入の成果
②症状別SBARシート
5章 研修でコミュニケーションスキルを磨こう!
1 やってみよう! チームステップス
①グループワークによる導入研修
②演習事例シナリオの作成
2 患者急変時のフィジカルアセスメント SBAR-Cシートの活用
①患者急変におけるチーム内で協働する意義と特徴
②チームステップスを活用する
③リーダーシップとメンバーシップを発揮する
④効果的なチームダイナミクス
⑤急変の構造を理解し、気づきの能力を高める
⑥RRT、METの応援を求め、システムを有効活用する
⑦部署別勉強会でのシミュレーション学習の実際
SBAR-Cシート
3 新人看護職員研修での活用 SBARを学びフィジカルアセスメント力を鍛える
①事例1 意識レベルの変化を読み取り、早期対応ができるよう患者を整える
②事例2 出血性ショックや心原性ショックの可能性を考え、早期介入ができるよう患者を整える
4 感染対策におけるSBARとクロスモニタリングの活用
①感染対策でSBARを活用する
②クロスモニタリングを活用してチームの感染対策を向上させる
③COVID-19流行時におけるチームステップスの活用
SBARシート