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苦い経験から学ぶ!緩和医療ピットフォールファイル

編集:森田 達也 編集:濱口 恵子 

判型
B5
ページ数
238ページ
本体価格
3,000円
ISBN
9784524259793
発売日
2017年 6月 7日

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  • 内容紹介
  • 目次
  • 緩和医療における失敗事例を分析することで,臨床に役立つ知識と技能を磨くことができるケースファイル集.経験豊富な医師や看護師をはじめとした緩和ケアのエキスパート陣が,自身の苦い経験に基づく教訓をレクチャー.多岐にわたる失敗事例を読み進めるごとに,緩和ケアの思いがけない「落とし穴」に気づくコツと視点を身につけることができる.

  • 【内容目次】
    第1章 痛み・その他の症状のマネジメントにまつわる失敗
     A 見逃していた!この病態
      Case1.下肢の痺れにトリプタノールR.ふらつくと思っていたら
      Case2.胃がんでの下肢筋力低下.脊髄圧迫がないけど原因は?
      Case3.食欲も活気もないのは,落ち込んでいるため?オピオイドのため?
      Case4.吐き気と思っていたら
      Case5.肩こりと頭痛の原因は
      Case6.せん妄が改善しない理由は
      Case7.便秘がよくならない理由は
      Case8.全身状態がどんどん悪くなっていく理由は
      Case9.転倒リスクが高くても「自分でトイレに行きたい」
     B 薬剤による思わぬ落とし穴
      Case10.痛みの緩和のために廊下をウロウロしていると思っていたら
      Case11.パニック障害による過呼吸症候群と思っていたら
      Case12.「顔が洗えない」のは体力低下のせい?
      Case13.高熱,赤色尿,意識障害は感染症のせいと思っていたら
      Case14.利尿薬で胸痛発作!?
      Case15.分泌抑制薬で喘鳴は軽減したが
      Case16.ミオクローヌス治療でパーキンソニズムまで改善して
      Case17.鎮静開始し,朝に薬剤を止めたら
     C 痛みのマネジメントにまつわる失敗
      Case18.持続痛と思っていたら
      Case19.アブストラルR開始量の盲点
      Case20.オピオイド増量で痛みが増強?
      Case21.抗がん薬治療中に呼吸抑制が発生
      Case22.抗がん治療後のオピオイドの退薬症状
      Case23.放射線治療中に痛みが増強
    第2章 患者・家族,医療従事者間でのコミュニケーションにまつわる失敗
     A 人によって受け取り方の異なる言葉
      Case24.「状態が悪化しています」
      Case25.「何をしてもいいですよ」105
      Case26.「様子を見ましょう」
     B 「ものには理由がある」~患者・家族の真意(ニーズ)を捉え損ねた失敗~
      Case27.「経鼻胃管を抜きたい!」と繰り返した患者
      Case28.「あなたに私のつらさは分からない」
      Case29.「抗がん治療を続けたい」その言葉を言わせたのは私たち?
      Case30.「痛みをゼロにしたいわけではない」
      Case31.「つらい治療はしたくない」
      Case32.「抗がん薬は止めたい」
      Case33.「本人が不安を感じています」は本当?
      Case34.「こんなはずじゃなかったのに」
     C あと少し必要だった配慮
      Case35.「あなただけに話したつもりだったのに」
      Case36.せん妄を疑い,簡易テストを行ったら
      Case37.沈黙がうまくできなくて
      Case38.「奇跡」を願ってはダメですか?
     D 「何もしてくれない」という家族の思い
      Case39.「口から食べさせたい」
      Case40.「モニター装着で異常の早期発見をしてほしい!」
      Case41.「苦しそうなのに,最期に何もしてくれなかった」
      Case42.心肺停止後に心臓マッサージを始めた家族
     E 患者と家族の間で
      Case43.「患者の傍にいる家族の言葉を信じて!」
      Case44.鎮静-患者と家族の希望,どちらを優先?
      Case45.「転院したので早く亡くなってしまった」と憤る家族
      Case46.「もっと痛みのとれる治療はないの?」
     F 予後,ACPにまつわる失敗~いつなのか,今なのか~
      Case47.「予後を訊きたい」と言われたが
      Case48.緩和ケア外来の話をしたら
      Case49.外来にて緩和ケア病棟を紹介したら
      Case50.本人に予後の説明ができないまま
     G 「間に合う/間に合わない」~見極めの難しい看取りのタイミング~
      Case51.まさか今日亡くなるとは
      Case52.付き添わないと看取りに間に合わない可能性があるなんて
      Case53.最期が近いと家族に伝えたものの
     H 異なる立場間でのコミュニケーション
      Case54.複数の病院で治療を受ける患者,誰が主治医?
      Case55.在宅医や訪問看護とのすり合わせ:依頼だけでは連携にならない
    索引

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