ナイチンゲール生誕200年記念出版 ナイチンゲールと「三重の関心」 病をいやす看護、健康をまもる看護
著:フローレンス・ナイチンゲール 翻訳:早野ZITO真佐子
- 判型
- 新書
- ページ数
- 160ページ
- 本体価格
- 2,000円
- ISBN
- 9784818023079
- 発売日
- 2021年 1月 5日
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- 内容紹介
- 目次
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「看護の天職=使命」について、ナイチンゲールが王室や一般市民に向けて論理的かつ簡潔に記した小編。“threefold interest”(三重の関心)の概念を通して、看護師に普遍的に求められる「知」と「技」、そして「心」の重要性・関係性を訴えている。
関連論考として「“三重の関心”とは何か?」および「ナイチンゲールが描いた地域・在宅看護」を所収。普遍的な看護の原点について考えるための必携書。 -
『病をいやす看護、健康をまもる看護』
1 健康についてのアート
病気および病気の人の看護
病気の人の看護に必要な訓練とは?
良い看護学校の条件
健康、家庭にいる健康な人の看護
家庭にいる健康な人を守るための教育
看護師が晒される危険性について
現場の体験と理論を組み合わせる利点
未来への希望
2 補遺
訪問看護
保健指導員の訓練
保健指導員に対する講義のシラバス
保健の講義に対するシラバス
〈現代に生きるナイチンゲールの言葉(翻訳を終えて)〉
家庭の中でケアをする人々に向けた手引き
臨床があってこその看護という信念
健康をまもり増進させるための条件
赤ちゃんの健康についての当時の意識
看護師に期待したいこと
『“三重の関心〟とは何か』
1 「三重の関心」の書かれた背景
2 「三重の関心」の内容と意味
二つの著作における表現から読み解く
そこに込められている「看護の本質」
3 threefold(三重)であることの意味
4「本来の看護」の中核概念としての三重の関心
『ナイチンゲールが描いた地域・在宅看護』
はじめに──ナイチンゲールの在宅看護への期待
1 古くて新しい訪問看護
ナイチンゲールが始めた訪問看護活動
訪問看護師の役割は病人の看護だけではない
イギリスにおける訪問看師は今も「ディストリクト・ナーシング」
2 新しい概念のための新しい言葉
『病をいやす看護と健康をまもる看護』に始まる新たな考え方
「へルスミッショナー」による健康教育のモデル事業
今の日本の医療の現状は
「ホームナーシング」の語源とナイチンゲールの理念の系譜
3 病院は文明の中間段階にすぎない
クリミア戦争とナイチンゲール
病院を熟知した上での在宅看護への視座
脱病院化と在宅看護の可能性
ナイチンゲールの在宅看護の可能性―筆者が実践で目指すもの