“生きるからだ”に向き合う 身体論的看護の試み
編著:佐藤 登美
- 判型
- 四六
- ページ数
- 218ページ
- 本体価格
- 3,200円
- ISBN
- 9784892697098
- 発売日
- 2014年 1月 20日
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- 内容紹介
- 目次
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“画像・データからの身体”ではなく“生きるからだ”に向き合うケアへの回帰を論じ、“人をケアすること”の本質に迫る、看護職必読の書。
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はじめに
第I部 ‘からだ’を離れる
第一章 一九七○年代の頃−看護技術の科学化という趨勢のなかで
第二章 “からだ”に纏う力とリアリティーを求めて
一 看護行動の根拠としての,私の“身体”−Kさんのケーススタディ雑考
二 事実のなかから思いをくみとる−認識過程での主体(私)の問題としての想像力
三 “診ること,看ること”の内なる素描(その2)
第II部 “からだ”への回帰−その試み
第一章 「身体論」学習会のはじまり
一 「身体論」学習会の紹介
二 基盤となる“からだ”
第二章 私(たち)のからだ
一 生活している身体に近づくために
二 “住み慣れる”ことを支える
三 傍らで“病む”家族
四 “息”をすること
五 痛みについて
六 “居づらさ”の経験
七 食べること
八 呼吸にケアする身体
九 看護する“手”
一○ 保健師という名のかまえ
一一 動きの抑制
第III部 いま,なぜ身体論なのか
第一章 看護ケアを問い直す
一 「いま」の医療の問題系
二 効率化の罠
三 管理による暮らしの忘却と再発見
四 細分化への違和感
五 「いま」再び身体へ
第二章 身体論に学ぶ
一 自らの経験を取り戻す
二 人間的現実の回復へ
三 他(世界)とともにある私
第三章 看護実践の知の探求へ
一 つながりのなかで成り立つ実践
二 私の身体に現れる実践
三 身体が導く実践「知」の可能性