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助産師基礎教育テキスト 2024年版 第6巻 産褥期のケア/新生児期・乳幼児期のケア

編集:江藤宏美 

判型
B5
ページ数
256ページ
本体価格
3,700円
ISBN
9784818026162
発売日
2024年 1月 29日

詳細は会員社
WEBサイトから

  • 内容紹介
  • 目次
  • 前半の「産褥期のケア」では、産後の女性とパートナーを支える過程で必要な考え方や知識・技術を、褥婦の適応とアセスメント/ニーズとセルフケア/母乳育児支援/親子の絆/家族計画の視点でまとめています。
    また後半の「新生児期・乳幼児期のケア」では、新生児の適応生理やニーズに基づく健康診査・ケア等について示しました。

  • [産褥期のケア]
    第1章 助産師が行う産褥期のケア
     1.助産師が行う産褥期のケアとは
      1 産褥ケアの理念
      2 産褥ケアに求められる実践能力

    第2章 産褥期の適応とアセスメント
     1.産褥期の身体的変化とフィジカルアセスメント
      1 退行性変化とアセスメント
      2 産褥経過における生理的範囲の逸脱

     2.産褥期の心理・社会的変化とアセスメント
      1 出産体験の臨床的意義
      2 出産体験の自己評価と母親役割行動の適応
      3 褥婦の不安
      4 育児不安と育児ノイローゼ
      5 家族関係の調整
      6 マタニティブルーズ

    第3章 褥婦のニーズとセルフケア
     1.退行性変化の促進
      1 産褥日数に応じた「個別性のある」退行性変化への理解
      2 子宮復古の促進

     2.日常生活援助
      1 産褥期の身体回復に合わせた基本ニードの充足と援助
      2 産褥期の不快症状への援助

     3.親役割獲得を支えるケア
      1 親役割の獲得
      2 新生児の基本的な育児技術学習のための支援
      3 新生児との新しい生活設計に向けた支援
      4 出産に関する手続きと,地域資源の活用

     4.セルフケア能力を高めるケアと指導
      1 褥婦自身が心身の状態に気づけるように支援する
      2 退院後の生活に向けて自尊感情を高める

    第4章 母乳育児支援
     1.乳房の形態
      1 乳腺組織の発生と発達
      2 乳房の解剖

     2.乳房の機能
      1 妊娠中からの乳房の変化と乳汁分泌機能
      2 乳汁産生調節のメカニズム

     3.吸啜・嚥下・呼吸にかかわる新生児の解剖と機能
      1 新生児の口腔の構造
      2 哺乳に関する発達と行動
      3 吸着と吸啜

     4.授乳の方法
      1 産後早期の母子接触と授乳・母子同室
      2 授乳のタイミング
      3 適切で楽な授乳姿勢(ポジショニング)
      4 効果的な吸着(ラッチ・オン)と吸啜
      5 授乳の観察とアセスメント
      6 効果的な母乳育児が行われているサイン

     5.授乳中に起こりやすい問題
      1 産後の乳頭・乳房トラブル

     6.母乳育児支援に必要な情報とケア
      1 母乳育児支援のためのカウンセリング
      2 妊娠中の情報提供と支援
      3 出産後の情報提供と支援
      4 母乳と食事
      5 母乳と薬剤・タバコ・アルコール
      6 母体疾患と母乳育児の可否

    第5章 親子の絆とアタッチメントの形成
     1.親子関係を支えるケア
      1 出生直後の早期接触と母子相互作用
      2 子どもの受容を促す
      3 母子関係を支えるケア
      4 父子関係を支えるケア

     2.家族関係・機能の再調整を支えるケア
      1 夫婦関係の再構築に向けた支援
      2 新たな親子関係,きょうだい関係形成の支援
      3 祖父母との関係の支援

    第6章 家族計画
     1.産後の家族計画の意義
      1 産後の家族計画指導の要点

     2.産後の家族計画指導の基本
      1 家族計画からみた産後の女性の特性
      2 産後の性意識
      3 産後の性機能の回復
      4 産後の性生活再開の時期と初回性交時の留意点

     3.産後の避妊法の実際
      1 避妊法の選択
      2 産後の避妊法の条件
      3 具体的な避妊法
      4 避妊法の利用状況

    [新生児期・乳幼児期のケア]
    第1章 助産師が行う新生児期・乳幼児期のケア
     1.助産師が行う新生児期・乳幼児期のケアとは
      1 助産師としての責任と能力
      2 新生児期・乳幼児期のケアの基本

    第2章 新生児の適応生理
     1.子宮外生活への適応
      1 子宮内生活と子宮外生活の違い
      2 呼吸の適応
      3 循環の適応
      4 体温調節の適応
      5 血液の変化
      6 栄養の適応
      7 水分・電解質バランスの適応
      8 黄疸処理の適応
      9 感染防御機能の適応
      10 内分泌機能の適応
      11 神経機能の適応
      12 感覚器の適応

     2.新生児の行動上の特徴
      1 新生児の行動状態の分類
      2 出生後の行動の変化

    第3章 新生児のフィジカルイグザミネーション
     1.新生児の分類と特徴
      1 新生児の分類
      2 生後早期の生理的特徴
      3 妊娠分娩経過による影響

     2.新生児のフィジカルイグザミネーションの実際
      1 診査の準備
      2 診査の体位
      3 診査の流れ
      4 診査の手順
      5 診査結果の記録
      6 母親・家族への問診
      7 臨床検査の結果
      8 健康診査の結果と今後の予測
      9 新生児疾患の発症予防および早期発見

    第4章 新生児のニーズとケア
     1.体温維持
      1 出生直後の体温管理
      2 正常新生児の体温管理

     2.身体の清潔

     3.感染予防
      1 感染予防の概念
      2 新生児の感染症の要因
      3 感染予防の具体策

     4.黄疸のケア
      1 症状と観察
      2 原因と予防
      3 治療とケア

     5.記録と安全管理
      1 新生児クリティカルパス
      2 安全管理

     6.新生児のスクリーニング
      1 先天性代謝異常症の新生児マス・スクリーニング
      2 新生児聴覚スクリーニング
      3 胆道閉鎖症スクリーニング
      4 助産師として新生児期のスクリーニングにおいて配慮すべき点

    第5章 乳幼児の発達と健診
     1.乳幼児健康診査
      1 乳幼児の特徴
      2 乳幼児健診に必要な技術
      3 乳幼児期の発育(発達)評価
      4 乳幼児健診のポイント
      5 乳幼児健診のシステムと事後措置

     2.乳幼児の健康増進と疾病予防
      1 身体発育を促進するケア
      2 社会性を育むケア
      3 家族へのケア
      4 起こりやすい事故の予防と対策
      5 乳幼児の危険な徴候と予防的ケア

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