- 内容紹介
- 目次
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著者が長年にわたって、倫理について経験したり、学んだり、考えたりしたことをまとめた集大成の書。
対話、倫理綱領、脳科学、礼節、社会構成主義、SDGs、地球倫理、健康格差、多様性、寛容・・・ 古今東西の倫理にかかわる様々なキーワードを糸口に21世紀の看護職として知っておきたい倫理を解説する。 -
第1章 いのちの対話
1 現代社会における死の様相
2 これからの看護職が担う責務
3 人を中心とした包括的ヘルスケアサービス
4 患者からパートナーへ
5 対話
コラム 対話する力
第2章 看護実践と倫理
1 倫理とは何か
2 専門職としての価値
3 VUCAの時代に
4 看護実践を支える価値 倫理綱領と業務基準
5 日常倫理
6 意識がないという危険なレッテル
7 「なぜ、ことばをかけるのか」
8 患者-看護師関係を支えるもの
9 神経生理学的な視座から-オキシトシン
10 礼節:リーダーシップから関係的主導への変遷における鍵
11 価値観と倫理
12 患者の価値を尊重するということは
13 倫理的に考える際のポイント
14 倫理のアプローチ ジレンマと倫理原則を超えて
コラム 大切なことは何か
第3章 看護管理と倫理
1 管理と倫理-価値観の共有
2 なぜ価値観の共有が重要なのか
3 倫理的な問題が起こりにくい組織づくり
4 語りを通した価値観の共有
第4章 認知容易性と倫理
1 カーネマンの二重過程理論
2 倫理の陥穽
第5章 SDGsと地球倫理
1 持続可能な開発目標と看護
2 SDGs ことばから行動へ
3 地球倫理の視点
4 健康の社会的決定要因と社会正義
5 気候変動
6 多様性-寛容と幸福
7 対立を超える方略
コラム 地球規模で考えて、地域を大切にして、いつも肯定的に行動する
あとがき