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専門家をめざす人のための緩和医療学(改訂第2版)

編集:日本緩和医療学会 

判型
B5
ページ数
468ページ
本体価格
6,300円
ISBN
9784524241651
発売日
2019年 6月 25日

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  • 内容紹介
  • 目次
  • 日本緩和医療学会編集による,緩和医療の臨床実践に役立つ内容を網羅した,専門家をめざす人のためのテキスト改訂第2版.2017年改訂の「日本緩和医療学会緩和医療専門医研修カリキュラム」に準拠した内容で,専門医をめざす医師のみならず,緩和医療を専門的に学ぶ医療従事者が,緩和医療を臨床実践する際の指針となる一冊.初版刊行以降の新薬やガイドライン改訂の進歩・変化を受けて,最新の情報を盛り込んだ.また,非がん疾患や在宅医療への対象の広がり,早期からの緩和ケア,意思決定支援,ACP等の昨今の本領域における動向を踏まえて章立て,項目を見直し,より実践に即した内容となっている.

  • 【内容目次】
    第I章 総論
     1.緩和ケア総論
      A 緩和ケアの歴史と展望
      B 全人的苦痛
      C チーム医療
     2.緩和ケアのデリバリー
      A 診断時からの緩和ケア,早期からの緩和ケア
      B 様々な場における緩和ケアの供給体制の現状と課題
      C 人権としての緩和ケア
     3.倫理学
      A 生命倫理の基礎理論
      B 緩和ケアにおける倫理的問題
     4.腫瘍学
      A がんに関する基礎知識
      B がんの管理と治療
     5.教育
      A 緩和ケア教育の類型化
      B 基本的緩和ケアの教育
      C 専門的緩和ケアの教育
     6.研究
      A 研究デザイン
      B 量的研究
      C 質的研究
      D 介入を伴う研究
      E 研究対象の選択
      F アウトカムの測定
      G 統計解析の基本原理と臨床的有用性
      H そのほか,臨床研究の実施・解釈における注意点
    第II章 症状緩和
     1.包括的アセスメント
      A 全身状態,身体機能
      B 身体症状,精神症状
      C QOL評価
      D 予後予測ツール
     2.がん疼痛
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     3.倦怠感
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
     4.食欲不振・悪液質症候群
      A 概念
      B 疫学
      C 症候と病態生理
      D アセスメント
      E マネジメントとケア
     5.悪心・嘔吐
      A 概念
      B 疫学
      C 原因
      D アセスメント
      E マネジメント
      F ケア
     6.消化管閉塞
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     7.便秘
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     8.下痢
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     9.腹水・腹部膨満感
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
      H 腹水以外の腹部膨満感
     10.嚥下障害・吃逆
      I 嚥下障害
       A 概念
       B 疫学
       C 症候
       D 病態生理
       E アセスメント
       F マネジメント
       G ケア
      II 吃逆
       A 概念
       B 疫学
       C 症候
       D 病態生理
       E アセスメント
       F マネジメント
       G ケア
     11.口腔の問題
      I 口腔カンジダ症
       A 概念
       B 疫学
       C 症候
       D 病態生理
       E アセスメント
       F マネジメント
       G ケア
      II 口内炎
       A 概念
       B 疫学
       C 症候
       D 病態生理
       E アセスメント
       F マネジメント
       G ケア
      III 口渇
       A 概念
       B 疫学
       C 症候
       D 病態生理
       E アセスメント
       F マネジメント
       G ケア
     12.黄疸
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     13.呼吸困難
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     14.咳嗽
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     15.胸水
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     16.気道分泌過多
      I 死前喘鳴
       A 概念・症候
       B 疫学
       C 病態生理
       D アセスメント
       E マネジメント
       F ケア
      II 気管支漏
       A 概念・症候
       B 病態生理
       C マネジメント
       D ケア
     17.下部尿路症状
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     18.上部尿路閉塞・腎不全
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     19.皮膚の問題
      I 褥瘡・潰瘍
       A 概念
       B 疫学
       C 症候
       D 病態生理
       E アセスメント
       F マネジメント
       G ケア
      II 掻痒
       A 概念
       B 疫学
       C 症候
       D 病態生理
       E アセスメント
       F マネジメント
       G ケア
     20.神経・筋の障害
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     21.発熱
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     22.不安・抑うつ
      A 概念
      B 疫学
      C 危険因子
      D アセスメント
      E 治療
      F ケア
     23.せん妄
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E 原因
      F アセスメント
      G マネジメント
     24.睡眠障害
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     25.リハビリテーション治療(リンパ浮腫)
      A リハビリテーション医学・医療の基本
      B がんリハビリテーションの基本
      C がんリハビリテーションの実際
     26.臨死期のケア
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     27.治療抵抗性の苦痛と鎮静
      A 概念
      B 疫学
      C アセスメント
      D マネジメント
      E ケア
    第III章 腫瘍学的緊急症
     1.高カルシウム血症
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     2.抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     3.上大静脈症候群
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     4.肺塞栓症
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     5.大量出血
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     6.脊髄圧迫
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
     7.頭蓋内圧亢進症・痙攣
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G ケア
    第IV章 特定集団への緩和ケア
     1.非がん慢性疼痛
      A 概念
      B 疫学
      C 症候
      D 病態生理
      E アセスメント
      F マネジメント
      G 非がん慢性疼痛に対するオピオイドの使用
      H 慢性疼痛に対する集学的アプローチ
     2.小児
      A 定義と対象,疫学
      B 発達
      C 倫理面の課題
      D 痛みの緩和
      E エンドオブライフ期のケアと死別
     3.慢性肝疾患
      A 背景
      B 原疾患に対する治療
      C 苦痛と症状緩和
      D コミュニケーション,心理的サポート,意思決定
      E 肝硬変患者における痛み管理
     4.慢性呼吸器疾患
      A 背景
      B 原疾患に対する治療
      C 苦痛と症状緩和
     5.心不全
      A 背景
      B 原疾患に対する治療
      C 苦痛と症状緩和
      D コミュニケーション,心理的サポート,意思決定
      E 疾患に特異的な課題
     6.腎不全
      A 背景
      B 末期腎不全の症状と症状緩和
      C コミュニケーションとアドバンス・ケア・プランニング(ACP)
     7.神経・筋疾患
      A 脳卒中
      B 筋萎縮性側索硬化症
      C パーキンソン病およびパーキンソン症候群
      D 神経疾患の緩和すべき症状とその対処の概略
      E コミュニケーション,心理的サポート,意思決定
      F 疾患に特異的な課題
     8.認知症・高齢者
      A 背景
      B 原疾患に対する治療
      C 苦痛と症状緩和
      D コミュニケーション
      E 疾患に特異的な課題
     9.HIV感染症
      A 背景
      B 原疾患に対する治療
      C 苦痛と症状緩和
      D コミュニケーション,心理的サポート,意思決定
      E 疾患に特異的な課題
    第V章 心理社会的・スピリチュアルな側面
     1.心理的反応
      A がんに対する心理的反応
      B 心理的反応への対応
     2.コミュニケーション
      A コミュニケーションの概要
      B 緩和ケアにおけるコミュニケーション
      C 対応が難しい場合のコミュニケーション
      D 家族とのコミュニケーション
      E 医療従事者間のコミュニケーション
     3.社会的問題
      A がん患者が直面している社会的問題
      B 社会的問題に対する医療従事者の役割
      C 医療ソーシャルワーカーの役割と業務
      D 特に配慮すべき社会的問題
     4.スピリチュアリティとスピリチュアルケア
      A QOLと価値観
      B 病いの体験
      C スピリチュアリティとスピリチュアルペイン
      D スピリチュアルケア
     5.意思決定支援
      A 意思決定において考慮すべきこと
      B 共有型意思決定(SDM)
      C 緩和ケアにおける意思決定支援
      D コミュニケーションツールを用いた意思決定支援
     6.アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
      A ACP提起に至る歴史的背景
      B ACPの定義と適切な支援方法
      C ACPの有用性(Respecting Choicesプログラム)
      D ACPを進めていくにあたっての留意点
      E ACPの実践
     7.家族へのケアと遺族へのケア
      I 家族へのケア
       A がん患者家族になるということ
       B 家族への対応
      II 遺族へのケア
       A がん患者遺族になるということ
       B 遺族への対応
     8.医療従事者の心理的ケア
      A 医療従事者の心理的問題
      B 医療従事者の心理的ケアの方法
    事項索引
    薬剤索引
    初版の編集委員会・執筆者一覧

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