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妊産褥婦メンタルケアガイドブック 自殺企図、うつ病、育児放棄を防ぐために

監修:日本臨床救急医学会「自殺企図者のケアに関する検討委員会」 

判型
B6
ページ数
280ページ
本体価格
3,000円
ISBN
9784867190166
発売日
2021年 4月 27日

詳細は会員社
WEBサイトから

  • 内容紹介
  • 目次
  • 妊産褥婦と子どもを支える方へ
    多職種連携・協働して、妊産褥婦の心に寄り添い、命を救うために
    ・メンタルケアの最新エビデンス、多職種連携・協働の方法、9つの事例等を詳述。
    ・産婦人科医、小児科医、精神科医、救急医、看護師、助産師、保健師、公認心理師(臨床心理士)、ソーシャルワーカー、救急隊員など、多職種連携・協働して、心の悩みを相談できず、一人で悩んでいる妊産褥婦を支え、母子の命を救うために。
    ・全国展開している「PEECコース」、「J-MELSアドバンスコース」の副読本。

  • I.総論

    1 妊産褥婦の自殺予防の重要性
    2 本邦および諸外国における妊産褥婦の自殺の実態とその対策
    3 『母体安全への提言』と妊産褥婦のメンタルケア
    4 妊産褥婦に対する日本産婦人科医会の取り組み
    5 危険因子、自殺リスクのスクリーニング法
    6 妊産褥婦に対する社会のサポートシステム
    7 診療報酬点数照会

    II.各論

    A.自殺予防
    1 一般的な自殺予防の観点から注意すべき点、対応方法、緊急時の判断、連絡先など
    2 産科
    1)日本産婦人科医会の取り組み
    2)周産期メンタルヘルス外来の紹介
    3)産科と精神科・小児科・他機関との連携
    3 看護師・助産師・保健師
    1)乳幼児健診、産後の助産師訪問の効果
    4 小児科
    1)被虐待歴の有無
    2)産後1カ月から1年の間の対応
    5 精神科
    1)精神疾患既往妊産婦への対応
    2)児童精神科からみた周産期メンタルヘルスの重要性
    6 心理士
    7 ソーシャルワーカー

    B.企図後のケアの実際
    1 現場における病院前の対応
    2 受け入れ救急医療機関における救急医療対応
    3 院内連携
    1)精神科リエゾンチームの取り組み
    2)CAPS(child abuse prevention system)
    4 児童相談所の立場から~子どものいる養育者に希死念慮や自殺企図があった場合の対応
    5 弁護士の視点から

    III.事例紹介

    事例1.予定外の妊娠をきっかけに心理的に追い込まれるようになった症例
    事例2.繰り返されるDVのなか、離婚せず生活しつづける症例
    事例3.死産後の1カ月検診で悲哀を表出した症例
    事例4.死後2週間検診で気持ちのつらさを訴えている症例
    事例5.家族の協力が得られない症例
    事例6.経済的不安を抱えながらシングルマザーとして出産を迎えた症例
    事例7.養父の子を妊娠し、家族の関係性が崩れたことから自殺念慮を抱くようになった症例
    事例8.妊娠判明後にうつ病の治療を中断し、自殺企図に至った症例
    事例9.ハイリスク妊婦のサポートにおける地域での多職種連携の工夫

    COLUMN1 エジンバラ産後うつ病質問票
    COLUMN2 Whooleyの二項目質問法
    COLUMN3 周産期うつ病の予防に向けた介入:U.S.Preventive Services Task Forceによる最新の知見より
    COLUMN4 ペンシルベニア州統一プロトコル

    ■付録
    ・エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)
    ・育児支援チェックリスト
    ・赤ちゃんへの気持ち質問票
    ・PHQ-9日本語版(2018)

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