まるごと図解 ケアに活かせる薬のしくみと使い方
著:藤村一軌
- 判型
- AB
- ページ数
- 128ページ
- 本体価格
- 2,500円
- ISBN
- 9784796526210
- 発売日
- 2024年 8月 2日
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- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
-
薬のこと、正しく理解できていますか?
薬剤師が看護師にために書いた、どこから読んでも面白いほどよくわかる薬の本
楽しく読めて臨床力がアップする、大好評「まるごと図解シリーズ」に“薬”が仲間入りしました。
看護師は毎日必ず薬にかかわります。
すべてのインシデントで一番多いのは「薬剤関連」。
薬は患者さんの体に直接入るものであり、「間違って投与してしまった」ではすまされません。
医師の指示に従えばOK、薬剤師に聞けばOKではなく、
看護師も正しい知識をもち、安全でよりよい薬物治療を実施することが求められています。
本書は「薬は苦手、嫌い」と感じているみなさんに、できるだけ楽しく簡単に理解してもらえるよう、
図解を中心に、現場目線で解説しました。
前半は薬に関する基本的事項を、後半では薬効分類別に具体的な特徴などをまとめています。
臨床ですぐ活かせる知識がいっぱいです。 -
<目次>
薬の基礎知識 ~まずはここから~
CHAPTER1 薬の一生
1 薬物動態の4つの要素
2 吸収
3 分布
4 代謝
5 排泄
CHAPTER2 薬の投与経路
1 さまざまな剤形
2 全身投与と局所投与
3 経口投与
4 直腸内投与
5 経皮投与
6 静脈内投与(急速静注)
7 静脈内投与(点滴静注)
8 静脈内投与(持続静注)
9 筋肉内投与(筋肉内注射)
10 皮下投与(皮下注射)
11 点眼
まとめ 投与経路別の血中濃度の推移
CHAPTER 3 薬が作用するしくみ
1 一般的な薬の動き
2 細胞膜の構造
3 薬のターゲット
4 受容体(レセプター)
5 イオンチャネル
6 トランスポーター
7 酵素
CHAPTETR4 薬物相互作用
1 薬物相互作用の全体像
2 吸収過程における.薬物動態学的相互作用
3 分布過程における薬物動態学的相互作用
4 代謝過程における.薬物動態学的相互作用
5 排泄過程における薬物動態学的相互作用
6 薬力学的相互作用
CHAPTER5 副作用
1 有益な薬とは
2 薬物用量の概念
3 副作用とは
4 薬物誘発性アレルギー反応
5 腎毒性(薬剤性腎障害)
CHAPTER6 薬物血中濃度モニタリング(TDM)
1 TDM の対象
2 薬物血中濃度の評価
3 TDM の対象となる主な薬
4 採血時間は重要
5 薬ごとの採血タイミング
CHAPTER7 スペシャルポピュレーションの薬物治療
1 スペシャルポピュレーションとは
2 小児
3 臓器障害(肝機能障害、腎機能障害)
4 血液透析患者
5 妊婦
6 授乳婦
7 人種
薬剤別の作用と特徴
1 昇圧薬・強心薬
2 降圧薬
3 利尿薬
4 睡眠薬
5 抗精神病薬(せん妄治療薬)
6 抗てんかん薬
7 鎮痛薬 -
藤村一軌
藤村一軌(ふじむら・かずき)湘南鎌倉総合病院 薬剤部 主任湘南鎌倉医療大学看護学部 非常勤講師(薬理学)編著書に『救急・ICU重要薬クイックノート』(照林社)【著者より】普段は主に救命救急病棟や集中治療室を坦当しています。看護師のみなさんとのかかわりはとても多く、薬に関するさまざまな質問や相談を受けたり、私自身も患者さんの情報を教えてもらったりと、お互いに切磋琢磨しながら日々汗を流しています。また、大学で看護学生に薬理学の講義を行う機会もいただいています。臨床でも大学でも、薬の知識やおもしろさを伝えることで医療に貫献していきたいと思っています。