RRSの運用と急変予測トレーニング 病態悪化を防ぐ気づきと行動
編集:苑田裕樹 編集:三上剛人
- 判型
- B5
- ページ数
- 352ページ
- 本体価格
- 4,500円
- ISBN
- 9784818029637
- 発売日
- 2025年 10月 21日
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- 内容紹介
- 目次
-
予期せぬ重症化を防ぐために、チームで使える一冊!
患者の予期せぬ重症化を防ぐには、急変の前兆への早期認識と介入、そして誰もが同じように対応できる組織の仕組みが必要です。
本書では、医療施設で導入が進むRRS(rapid response system;院内迅速対応システム)に着目し、効果的な運用のための概要と事例を紹介しています。
また、緊急度判断のポイントを押さえた上で、インストラクショナルデザインに基づき構成された「急変するかも?」15事例に続き、「何か変?」という看護師の違和感が、潜在リスクを察知した行動やRRS起動につながる思考過程をたどります。
RRSの運用者(医療安全部門・看護管理者・対応チーム)にも起動者(臨床看護師)にも役立つ内容です。 -
1章 院内急変とRRS
1 院内急変のプロセスと危険な徴候の早期発見
2 RRSとは
0 総論
1 RRSの起動要素
2 RRSの対応要素
3 RRSのシステム改善要素
4 RRSの指揮調整要素
3 RRSの動向
2章 RRS の導入・運用事例
1 NEWSを活用したRRS運用(国立病院機構嬉野医療センター)
2 看護師が主導するRRS運用(国立病院機構災害医療センター)
3 幅広い診療科でのRRSのあり方(愛知県がんセンター)
4 RRSの現状・工夫・課題(飯塚病院)
3章 急変前兆・急変対応の基礎知識
1 急変前兆・急変対応のプロトコル
2 系統別評価と臨床推論
1 呼吸の評価(呼吸数の評価、していますか?)
2 循環の評価(ショックの徴候を覚えよう!/身体所見で判断できる!)
3 中枢神経の評価(意識障害・脳卒中を早期発見するためのスケール)
3 心停止時の対応
4章 「急変するかも?」事例で学ぶ気づきと行動
事例1 敗血症
「発熱があり落ち着かない… この足の模様はなんだろう?」
事例2 心不全の急性増悪
「術後のリハビリで息が上がって苦しそう 喘息発作かな?」
事例3 消化管出血後の出血性ショック
「えっ血便? 血圧もHbも下がってないし… 輸血したから大丈夫でしょ!」
事例4 脱水症
「尿量低下と発熱? 痛み止めの指示があるけれどいいのかなぁ…」
事例5 低血糖
「冷や汗出てない? 意識もおかしい。さっきブドウ糖使ったよね…」
事例6 CO2ナルコーシス
「手術後、よく眠っているなぁ 本当に眠っているの?」
事例7 失神
「その失神、本当にワゴッた(迷走神経反射)だけ?」
事例8 てんかん発作
「けいれん? 何をしたらいいの?」
事例9 肺血栓塞栓症
「離床時に頻呼吸 SpO296%だけど… どうして?」
事例10 胆嚢炎からの腹膜炎
「肺炎なのに腹痛? 体性痛はたいせーつー! えっ?」
事例11 電解質異常
「不整脈が増えている? あれ、ショートラン?」
事例12 めまい
「めまいがするんです… ふわふわします」
事例13 脳梗塞
「いつもよりもご飯の食べ残しが多いし、こぼしすぎ?」
事例14 アナフィラキシーショック
「食後に様子がおかしい…」
事例15 ショック・不穏
「突然夜間にベッドから転落! せん妄? こんな患者さんだった?」





