[認知症plus] 認知症plus地域共生社会 つながり支え合うまちづくりのために私たちができること
編集:近藤尚己 編集:五十嵐歩
- 判型
- B5
- ページ数
- 184ページ
- 本体価格
- 2,600円
- ISBN
- 9784818023994
- 発売日
- 2022年 3月 29日
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- 内容紹介
- 目次
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認知症施策推進におけるキーワードの一つ「地域共生社会」。制度・分野ごとの「縦割り」や、支え手・受け手の関係を超えてつながり、暮らしと生きがい、地域をともに創る社会を意味するが、その実現のために、私たちは具体的に何を目指し、何をすればよいのか。医療・介護・福祉等の専門職や当事者・家族など、多様な主体による取り組み事例を紹介しながら、〈概念〉と〈実践〉の両面から解説する。
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I 地域共生社会づくりにおける認知症ケア
第1章 認知症の共生社会づくり―ケアは,点から面,個から地域・社会へ―
1)「弱さ」って,何だろう?
2)認知症のケアから,共生社会づくりへ
3)共生社会づくりに関する国内の動向
4)「健康の社会的決定要因モデル」から考える共生社会づくりの進め方
5)それぞれの目的の「場」同士をすり合わせ,効果的な共生社会づくりのマネジメントを
6)認知症ケアが目指す「健康」とは
7)共生社会づくりを合言葉に,ケアを「脱医療化」しよう
◆ topics 認知症への「社会的処方」第2章 日本における認知症・高齢者を取り巻く社会の現状と認知症施策
1)高齢化の現状
2)認知症ケアの変遷
3)日本における認知症施策
4)Dementia Friendly Communityを目指す取り組み
◆ 解説 評価指標第3章 地域共生社会づくりにおける認知症ケア
1)地域包括支援センターにおける認知症支援の実際
2)地域密着型サービスにおける認知症支援の実際
3)認知症初期集中支援チームの活動の実際
4)訪問看護事業所における認知症支援の実際
5)訪問診療における認知症支援の実際
◆ topics 新型コロナウイルス感染症の流行が認知症のある人の生活に及ぼした影響
II 認知症のある人が暮らしやすいまちに―多職種と当事者の協働による取り組み―第1章 当事者・家族の居場所・相談の場づくり
1)認知症ケアにおける認知症カフェの役割とその実践に求められること
2)はたらく・役割をもつ場の提供―地域密着型通所介護“DAYS BLG! "/東京都町田市―
3)人と人,人と資源とを,世代や分野を超えてつなぐ―当事者の会「認知症の人と家族の会」―第2章 認知症への理解の促進・偏見の軽減を目指す取り組み
1)当事者が参加する「認知症の人にやさしいまちづくり」―本人ミーティング―
2)地域で取り組む認知症への理解を深める学びの場づくり―認知症サポーター養成講座―
◆ topics 認知症への理解を深めるVRプロジェクト
3)当事者と協働でネットワークを構築第3章 認知症のある人を見守る地域づくり
1)「認知症の人にやさしいまち・うじ」の実現に向けて/京都府宇治市
2)住民・企業・専門職のネットワークで地域を「面」で支える―「みま~も! 」型ネットワーク/東京都大田区―
3)ねりまコンビニ協働プロジェクト/東京都練馬区
◆topics オンラインN-impro
4)訪問看護事業所が取り組む認知症支援の仕組みづくり/東京都目黒区
5)地域生活の継続に必要な社会的支援につなぐコーディネーションとネットワーキング―「高島平ココからステーション」/東京都板橋区―
6)産・学・官・民で進めるまちづくり―「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」/福岡県福岡市―
7)急性期医療と地域がつくる認知症共生社会―「大牟田市認知症ケアコミュニティ推進事業」/福岡県大牟田市―
8)地域共生創出のきっかけになる公共図書館―「認知症にやさしい図書館」/京都府京都市,神奈川県川崎市ほか―
◇事例のポイント