[認知症plus] 認知症plus予防教育 運動・食事・社会参加など最新知見からの提案
編集:金森雅夫
- 判型
- B5
- ページ数
- 216ページ
- 本体価格
- 3,000円
- ISBN
- 9784818022485
- 発売日
- 2020年 2月 28日
ご購入は会員社
WEBサイトから
- 内容紹介
- 目次
-
認知症になるのを遅らせたり、認知症になっても進行を緩やかにするために、今からできること
世界的な医学雑誌「Lancet」の掲載論文「認知症予防、介入、ケア」では、認知症罹患の35%は抑制可能だとしています。そして認知症予防のための推奨項目として「運動」「地中海食」「豊富な社会ネットワークとうつ対策」をあげています。
本書はこの3つに基づいた学際的研究(医学、薬学、スポーツ学、栄養学、看護学、理工学など)と地域における取組みの最前線を紹介します。 -
prologue 論文「認知症予防、介入、ケア」から再考する 認知症の予防教育
第1章 認知症予防のエビデンスとリスク対策およびケア
1 ライフコースモデルでみた認知症の予防とリスク低減
2 認知症の生活習慣に関する介入研究の最新の知見
3 認知症の人の快適さの最大化に向けてのケア
第2章 早期認知症の基礎知識
1 早期認知症とは
2 運動と脳機能
第3章 生活習慣病予防──今からできること
[ベクトル1]生活習慣病予防のための健康教育
1 生活習慣病予防のための健康教育
2 生活習慣病予防のための健康教育の実践法
[ベクトル2]薬についての健康教育
1 認知症の病型と抗認知症薬の作用メカニズム
[ベクトル3]残存認知機能の増強
1 認知刺激の方法
2 認知症の人へのパーソン・センタード・ケアを支援するデジタルセラピー
3 理想的な運動の仕方
4 運動療法とリハビリテーション
5 睡眠のメカニズムと認知機能
[コア1]運動
1 健康科学の最近の知見─楽しい運動と環境づくり
2 循環器系疾患の予防と健康運動
3 サルコペニア・フレイル・ロコモティブシンドローム予防の健康運動
4 運動とサプリメント─骨格筋蛋白質の代謝調節
[コア2]栄養
1 栄養と認知症予防
[コア3]豊富なネットワーク、うつ減退
1 認知症の人をみつけて治療の舞台にのせる原動力─医歯薬・介護職間のネットワーク連携の実際
2 認知症予防カフェなどの地域での取り組み
3 長野県での実践例─ゆるやかなネットワークと場づくり
4 多職種とのネットワークによる認知症予防
[福祉先進国スウェーデンから学ぶ]
1 スウェーデンにおける認知症の人のための住宅
2 認知症がある人へのタクティールケア
3 日本からみたスウェーデンケアの特徴と学ぶべきポイント
第4章 認知症の将来展望
preface 今後の認知症ケアにおける技術的開発
1 マイクロ・ナノテクノロジーの特徴を生かしたデバイス開発と将来の医療
2 HIIT(高強度・短時間・インターバルトレーニング)と疾病予防
3 終末期の課題─いつか来る自らの終末に備えて