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あのね、ほんとうはね 言葉の向こうの子どもの気持ち

著:副島 賢和 

判型
46
ページ数
164ページ
本体価格
1,600円
ISBN
9784867190234
発売日
2021年 9月 15日

詳細は会員社
WEBサイトから

  • 内容紹介
  • 目次
  • 追加情報
  • 月刊誌『小児看護』で6年にわたって連載された「あかはなそえじの子どもエナジーステーション~院内学級にあふれる言葉~」が待望の書籍化!

    「わたし,死んじゃうのかな…」
    「諦めないと生きていけないんだよ!」
    「もし,大人になれたら…」
    「わたし,不良品だから」

    病院のなかで出会う子どもたちは,さまざまな「人生の問い」を抱えて生きています。
    その子どもたちや保護者のそばに,どうやっていればいいでしょう?
    どうやって向き合えばいいでしょう?
    子どもの行動や言葉の背景にある「言葉にならない声」に耳を傾けてみませんか?
    普段から子どもにかかわる医療者の方をはじめ,保育園や学校の先生,子育てをするお母さん・お父さんなどにとって
    「子どものほんとうの想い」を考えるきっかけとなると嬉しいです。

  • 1章 院内学級ってどんなところ?
    すきなあそびができるといい
    もうあさごはんたべっちゃった!
    でもここならできる
    なにかいいことおもいだす
    がっこうへいくゆめをみた
    ないてないよ
    そんなこといえない
    べつにいいの
    むりだよ~
    せんたくしがほしい
    えっ、いなくなっちゃうの…

    2章 心の声をきくにはどうするの?
    みんなとおなじことしたいよ
    もし、おとなになれたら
    あきらめないといきていけない
    トイレでたべてたよ
    しゅじゅついやだな
    しあげるまでやりたい!
    ちょっとじまんだった
    ぼくのほこりはね
    こわかった…こわかったんだよ…
    くもがたのしそう
    ほんきでおもったことは?
    よもうとさえすれば
    これいじょう…
    なれないようにしてた
    ふりょうひんだから
    ぼくはしあわせ

    3章 きょうだい・家族も支えるにはどうするの?
    このさきいったいどうなっちゃうんでしょう
    おかあさんにはいわないで
    がいらいがあったので!
    おとうとがかわいかった
    かえっちゃうんだよ
    バタン! バタン!

    4章 傷つきのある子どもへのかかわり方は?
    しっぱいはないんだから
    きてくれるっていったから
    いや~しっぱいしちゃった
    せんせいってわかったよ
    たいいんしたくないよ~
    あれ、やりたい
    わたし、なんでもできる
    かんたんにいわないで!
    あまりききたくない
    いなくなれっておもったから…
    せっかく、いつもどおり、わすれない

  • 副島 賢和
    昭和大学大学院保健医療学研究科准教授、昭和大学附属病院内学級担当。 1966年福岡県生まれ。89年都留文科大学卒業。同年、東京都公立小学校教員として採用され、以後25年間、都内公立小学校学級担任として勤務。 99年、東京都の派遣研修で、在職のまま東京学芸大学大学院にて心理学を学ぶ。 06~13年品川区立清水台小学校さいかち学級(昭和大学病院内)担任。14年4月より現職。 学校心理士スーパーバイザー。ホスピタル・クラウン。 北海道・横浜こどもホスピスプロジェクト応援アンバサダー。 TSURUMIこどもホスピスアドバイザー。東京こどもホスピスプロジェクトアドバイザー。 日本育療学会理事。NPO法人YourSchool理事。NPO法人元気プログラム作成委員会理事。 09年、ドラマ『赤鼻のセンセイ』(日本テレビ)のモチーフとなる。 11年、『プロフェッショナル仕事の流儀』(NHK総合)に出演。 20年、NPO法人YourSchoolによるYouTubeチャンネル「あかはなそえじ・風のたより」に出演。

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