がん看護のきほん がん専門病院のエキスパートが書いた
著編集:向井未年子 著編集:青山寿昭
- 判型
- B5
- ページ数
- 384ページ
- 本体価格
- 3,600円
- ISBN
- 9784796526463
- 発売日
- 2025年 4月 14日
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- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
-
がんと診断されたときから終末期まで、十人十色のがん患者を支える“がん看護の事典”
がん患者にかかわる看護師が知っておくべき知識と技術を幅広くまとめました。
がんは早期発見すれば治る病気ですが、「がん=死」のイメージはいまだ色濃く、
診断されたときから患者さんの不安と苦痛は始まります。
がん看護の基本は、十人十色の苦痛を理解し、やわらげ、とり除くこと。
病態や治療、起こり得る症状など、幅広い専門知識も求められます。
本書では、認定・専門看護師などがん看護のエキスパートが集結し、豊富な経験をもとに執筆しました。
がん診療の全体像、看護の過程が見える1冊です。 -
その1 まずは緩和ケア
① なぜ緩和ケアが必要なの?
② がん患者の受容段階
③ トータルペインとは
④ 苦痛のスクリーニング
⑤ 苦痛への基本的緩和ケアと専門的緩和ケア
⑥ がん患者への心理的サポート
⑦ がん患者サポートに必要なコミュニケーションスキル
⑧ 家族支援に必要なコミュニケーションスキル
⑨ がん患者の家族や親しい人への伝え方
⑩ 意思決定支援
その2 周術期
① がん手術の特徴と目的
② 領域別 主な手術と形態変化
③ 術前からのかかわり
④ 周術期におけるリスクとスクリーニング評価
⑤ 術中看護
⑥ 手術侵襲による影響
⑦ 術式とドレーンの関係
⑧ 術直後の援助
⑨ 術後の疼痛管理
⑩ 術後合併症
⑪ PICS(集中治療後症候群)
⑫ 内視鏡治療
その3 がん薬物療法
① がん薬物療法の全体像
② 抗がん薬の分類と特徴
③ バイオマーカーと治療選択
④ 抗がん薬投与時の曝露対策
⑤ 有害事象と援助
過敏症/インフュージョンリアクション(IR)/血管外漏出/消化器症状/骨髄抑制/腫瘍崩壊症候群/腎機能障害/口腔粘膜炎/倦怠感/末梢神経障害/皮膚障害/脱毛/免疫療法に関連した新たな副作用/免疫チェックポイント阻害薬の副作用
⑥ 長期的な支援
⑦ 造血幹細胞移植
⑧ 新薬の開発
その4 がんゲノム医療
① がんゲノム医療とは
② がん遺伝子パネル検査
③ 遺伝性(家族性)腫瘍
その5 放射線治療
① 放射線治療の特徴
② 放射線治療計画
③ 適応疾患と標準治療
④ 化学放射線療法
⑤ 有害事象
⑥ セルフケアの支援
⑦ 緩和照射
その6 症状マネジメント
① 症状が起きている原因を考えるときのポイント
② 疼痛
③ 呼吸困難
④ 吐き気、嘔吐、食欲不振
⑤ 口腔合併症
⑥ 便秘・下痢
⑦ 不眠
⑧ スキントラブル
⑨ 喘鳴
⑩ せん妄
⑪ がん関連倦怠感
⑫ 薬物以外の対処法
その7 がんリハビリテーション
① がんリハビリテーションとは
② がんリハビリテーションにおける看護師の役割
③ 周術期リハビリテーション
④ 薬物療法・放射線治療のリハビリテーション
⑤ 進行がんに対するリハビリテーション
⑥ がん患者の摂食嚥下リハビリテーション
⑦ 骨転移患者へのリハビリテーション
⑧ 脳転移患者へのリハビリテーション
⑨ 乳がん患者へのリハビリテーション
その8 ライフステージに合わせた生活支援と治療の継続
① 家族看護
② 妊孕性について
③ 就学・就労支援
④ AYA 世代への看護
⑤ アピアランスケア
⑥ 高齢者への看護
その9 がん看護に共通して必要な知識
① アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
② 倫理的問題やジレンマへのケア
③ オンコロジーエマージェンシー
④ がん患者の栄養管理
⑤がん看護における感染管理
⑥ 社会資源の活用
⑦ 患者会
⑧ グリーフケア -
向井未年子
愛知県がんセンター看護部 がん看護専門看護師青山寿昭
愛知県医療療育総合センター中央病院 摂食・嚥下障害看護認定看護師