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高度看護OSCE 高度な臨床スキル評価成功へのガイド 

監訳:中村 惠子 

判型
B5
ページ数
188ページ
本体価格
4,000円
ISBN
9784892698552
発売日
2014年 12月 1日

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  • 内容紹介
  • 目次
  • OSCEとは「Objective Structured Clinical Examination」の頭文字であり、わが国では「客観的臨床能力試験」と訳されます。
    OSCEの目的は、ペーパーテストによる知識重視の教育ではなく、判断力・技術力・マナーなど、実際の現場で必要とされる臨床技能の習得を適正に評価することです。

    本書は、多くの高度実践プログラムに影響を与えた、ロンドン・サウス・バンク大学で標準化されたOSCEに長年かかわってきた執筆陣による“Passing Your Advanced Nursing OSCE”の訳書です。
    すでに OSCEの基礎を学び、「高度実践看護師」を目指す人のために、実用的でわかりやすく、OSCEを極めるための教材となる一冊です。

  • 監訳者のことば
    訳者一覧
    表およびボックスのリスト
    まえがき
    序文
    著者について
    寄稿者
    イントロダクション

    1 OSCEプロセスの概要

    高度実践看護のOSCE試験
    高度実践看護におけるOSCE活用の歴史
    臨床的安全性や役割能力に関するOSCEの評価
    OSCEプロセスの妥当性
    OSCEプロセスの信頼性
    OSCEセッションで一般的に評価される高度な看護技術の範囲

    2 学生のためのOSCE学習スキル

    試験としてのOSCE
    ロールプレイとしてのOSCE
    OSCEの実際(実用性)
    OSCEの構成要素
    OSCE準備に対するヒント
    OSCE当日:ガイダンス

    3 大学教員のためのOSCEの準備

    OSCEステーションの開発方法
    学生にOSCEの準備をさせる方法
    模擬OSCEを録画したビデオの活用
    成功するOSCEセッションの構成と運用方法
    OSCE評価者のワークショップ

    4 病歴聴取のOSCEステーション

    病歴聴取のOSCEステーションとは
    病歴聴取のステーションにおけるキーポイント
    病歴聴取のステーションで確認すべき患者の背景
    呼吸器系の病歴聴取
    耳,鼻,喉,リンパ節の問題
    眼に問題のある患者のためのキークエスチョン
    腹部に問題がある患者の病歴聴取のためのキークエスチョン
    下痢のある患者のためのキークエスチョン
    心血管系に問題のある患者へのキークエスチョン
    呼吸困難 / 息切れ
    末梢血管系
    神経系に関するキークエスチョン
    筋骨格系に問題をもつ患者へのキークエスチョン
    皮膚疾患についての病歴聴取
    小児の病歴聴取

    5 フィジカルイグザミネーションのOSCE ステーション

    フィジカルイグザミネーションのOSCE ステーションの目的
    フィジカルイグザミネーションのステーションに取り組むためのキーポイント
    耳,鼻,喉のフィジカルイグザミネーション
    呼吸器系・胸部のフィジカルイグザミネーション
    心臓・末梢血管のフィジカルイグザミネーション
    腹部のフィジカルイグザミネーション
    骨盤内のフィジカルイグザミネーション
    背部および頸部の筋骨格系のフィジカルイグザミネーション
    肩の筋骨格系のフィジカルイグザミネーション
    膝の筋骨格系のフィジカルイグザミネーション
    神経のフィジカルイグザミネーション
    小児のフィジカルイグザミネーション

    6 質疑応答型OSCEステーション

    質疑応答型OSCEステーションの目的
    質疑応答型OSCEステーションへの対応
    小児ぜんそく悪化の質疑応答型OSCEステーション
    虚血性心疾患による胸痛の質疑応答型OSCEステーション

    7 コミュニケーションスキル,情報伝達, 治療・管理を評価するOSCEステーション

    コミュニケーションスキル
    うつ病患者とのコミュニケーションのOSCE
    情報伝達のOSCEステーション
    コレステロール値の検査結果を検討するためのOSCEステーション
    肝機能検査結果が変化したOSCEシナリオ
    クラミジア検査の結果のために来院した患者に対するOSCEシナリオ
    治療と管理ステーション
    高血圧治療と管理のOSCE
    皮膚感染症のある患者に対する治療と管理のOSCEシナリオ

    8 修士レベルの評価と客観的臨床能力評価(OSCA)

    客観的臨床能力評価(OSCA)とは何か?
    Part 1 病歴聴取
    Part 2 フィジカルイグザミネーション
    Part 3 臨床的推論と診断
    Part 4 検査の解釈
    Part 5 治療と管理

    9 医師以外による処方のOSCE

    医師以外による処方の背景
    シミュレーション学習環境における医師以外による処方のOSCE
    安全な処方と情報の伝達に関するOSCEステーションの課題例(ロンドン・サウス・バンク大学)
    焦点を絞った病歴聴取ステーションの課題例(ロンドン・サウス・バンク大学)
    診断や治療管理に関連づけた病歴聴取の一般的な基準(ロンドン・サウス・バンク大学)
    診断や治療管理に関連づけた病歴聴取の課題例(ロンドン・サウス・バンク大学)
    医師以外による処方のOSCEステーション課題における注意事項
    医師以外による処方のOSCEにおける実践環境
    実践環境におけるOSCEの学生の準備

    10 OSCEの評価

    OSCEステーションの採点
    OSCEステーションでの評価
    OSCEの及第点
    OSCE得点をパーセンテージ評価に変換すること
    OSCEセッションで合格すべきOSCEステーション数
    採点と評価にOSCEステーションの映像を利用
    OSCE採点と評価に定量的方法を使用
    OSCE評定基準カテゴリーの列挙

    索 引

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