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エンドオブライフケア学 “自分らしく生きる”哲学 

監修:一般社団法人日本エンドオブライフケア学会 編集:浅見洋 編集:足立智孝 編集:高橋在也 編集:長江弘子 編集:平原佐斗司 編集:島田千穂 

判型
B5
ページ数
208ページ
本体価格
3,800円
ISBN
9784818027817
発売日
2024年 8月 27日

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  • 内容紹介
  • 目次
  • 人文社会科学分野の専門家による20の観点から「人間」に焦点を当て、エンドオブライフケアの本質を探る。

    本書は哲学・死生学・医療人文学・臨床宗教学など、人文社会科学分野の専門家による20の観点から、エンドオブライフケアについて探求します。

    自分はどう生きたいか、人生とどう向きかうのか、人生の最期をどのように迎えたいのか、その際に、どんな医療やケアを受けたいか――「最善の生を生ききる」人とそれを支援する人の一助となる一冊です。

  • はじめに 浅見洋

    序章 エンドオブライフケアとは何か

       エンドオブライフケアの概念と学際的アプローチの重要性:長江弘子 

    1章 エンドオブライフケアの概念とその背景となる人間の死生

      1 エンドオブライフケアの基盤にある哲学と人間理解――最期までその人の尊厳を支えるホモ・クーランスの哲学:浅見洋
      2 対話を通して生と死を学び合う――これからの死生学のために:竹之内裕文
      3 日本における「望ましい死」の概念と死生観:高橋在也
      4 その人らしい死の実現へのケア――限界状況においても実現できる意味と価値:牧野智恵
      5 エンドオブライフを暮らす――老いと終末期を支える住まい:市川秀和

    2章 エンドオブライフケアにおける倫理的・法的視座と人間の尊厳

      1 意思決定支援における倫理:鶴若麻理 
      2 エンドオブライフケアにおけるナラティヴ・アプローチ:足立智孝
      3 死を迎える人の嘆きと願いを聞く対話:岡田圭
      4 住み慣れた地域で、最期まで自分らしく尊厳を持って生きる:片山陽子
      5 晩年を支える法――人間の尊厳の法的保護をめぐって:深谷格

    3章 エンドオブライフケアを支えるコミュニティと社会活動

      1 学びと対話の場を創る――エンドオブライフをめぐる生き方の理解と共有をめざして:高橋在也
      2 喪失と死を共に受け止め、助け合って生きる――コンパッション都市・コミュニティという試み:竹之内裕文
      3 「証言」としての病いの語り――死にゆく人の語りをどう聞くか:田代志門
      4 現代の「死別を支え合う地域コミュニティ」の形成――病気で家族を失う人へのサポート:小野若菜子
      5 臨床宗教師によるスピリチュアルケアとグリーフケア:谷山洋三

    4章 歴史の中を生きる私たちの心とエンドオブライフケア

      1 終末期ケア・ホスピスケア・緩和ケア、そしてエンドオブライフケアの展開史:平原佐斗司
      2 現代における日本人の死生観とエンドオブライフケア――死生観の多様性と個別性に配慮する:浅見洋
      3 高齢者の将来の語りからみる心理:島田千穂
      4 老いから死に至る過程における意識――〈迷惑〉意識をめぐって:本村昌文
      5 エンドオブライフケアと「生きがい」の概念:蘆野吉和

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