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助産師基礎教育テキスト 2024年版 第1巻 助産概論・母子保健

編集:工藤美子 

判型
B5
ページ数
306ページ
本体価格
4,000円
ISBN
9784818026117
発売日
2024年 1月 29日

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  • 内容紹介
  • 目次
  • ●助産や助産師の定義と役割・機能、助産ケアの理論、助産をめぐる倫理、リプロダクティブヘルス/ライツなど、助産ケアの基盤となる考え方を学ぶことができます。
    ●地域母子保健のしくみ、制度や施策について最新の情報を掲載しています。世界の母子保健行政の動向と課題をくわしく解説。
    ●お産の歴史について、豊富な史料を用いて詳しく解説。また、民俗学・文化人類学の視点から世界各国のお産を紹介し、助産師の変遷について理解を深めることができます。

  • 第1章 助産師とは
     1.助産とは
      1 子どもを産むこと,子どもが生まれること
      2 子どもを産み育てることの支援

     2.助産師の定義
      1 専門職としての助産師
      2 日本の助産師

     3.助産師の業務
      1 保健師助産師看護師法における助産師の業務
      2 助産実践
      3 母性看護領域における周産期看護の看護業務基準

     4.助産師の教育
      1 日本の助産師基礎教育
      2 日本の助産師の継続教育と卒後教育
      3 諸外国における助産師教育

     5.助産師と研究
      1 ICM所信声明からみる研究における助産師の役割

     6.Evidence Based Practice
      1 よい実践とエビデンス
      2 Evidence Basedとは
      3 科学的根拠に基づくケアへの5つのステップ
      4 助産師が活用できるエビデンス

    第2章 助産師が行うケア
     1.対象理解とケア論の考え方

     2.対象の見方
      1 セルフケア理論
      2 アタッチメント理論
      3 役割理論

     3.女性の意思決定を支えるしくみ
      1 ヘルスケアにおける意思決定へのアプローチ
      2 女性と助産師との関係性における意思決定
      3 女性の望む意思決定へのかかわり方
      4 意思決定に影響を及ぼす要因
      5 女性の意思決定を支援するための助産師のアプローチ
      6 女性の意思決定を支援する取り組み

     4.Women-centered care:女性を中心にしたケア
      1 女性を中心にしたケアとは
      2 女性を中心にしたケアの帰結
      3 女性を中心にしたケアに関連した概念

     5.Family-centered care:家族中心のケア
      1 家族を対象としたケアについて
      2 ファミリーセンタード・マタニティ・ケアの歴史と発展
      3 ファミリーセンタード・マタニティ・ケアの実際

     6.相談・教育活動:対象別のアプローチ
      1 助産領域における保健指導とは
      2 「切れ目のない支援」における保健指導の位置づけ

    第3章 助産実践の倫理
     1.倫理の位置づけ

     2.実践と倫理的意思決定
      1 なぜ実践の倫理なのか?
      2 価値とは何か?
      3 倫理原則
      4 倫理的意思決定のプロセス
      5 日本文化と倫理的判断

    第4章 女性の健康と人権
     1.リプロダクティブ・ヘルス/ ライツ
      1 リプロダクティブ・ライツ
      2 リプロダクティブ・ヘルス

     2.女性の健康にかかわる権利
      1 リプロダクティブ・ヘルス/ ライツまでの世界の動き
      2 女性の人権

     3.性差医療の中の女性医療
      1 性差医療の歴史
      2 日本の女性医療の取り組み
      3 性差を考慮した看護学(Gender-Specific Nursing)

     4.生命倫理上の課題
      1 生命倫理と意思決定
      2 出生をめぐる倫理的課題

    第5章 お産の歴史と文化
     1.日本のお産の歴史
      1 産婆の職業化
      2 江戸時代の産婆の職業化
      3 明治時代の産婆
      4 大正時代から第二次世界大戦終了まで
      5 第二次世界大戦終了後から昭和時代
      6 平成時代のお産

     2.諸外国のお産の歴史
      1 助産師ということば
      2 古代ギリシアから古代ローマ
      3 12 世紀から16 世紀
      4 17 世紀から18 世紀
      5 19 世紀
      6 19 世紀末から20 世紀

     3.お産と文化
      1 伝統的出産と近代的出産
      2 現代の助産師の担うべき地域社会における社会文化的役割
      3 民俗学,文化人類学におけるとらえ方
      4 女性の健康を害する慣習
      5 トランスカルチュラル・ナーシング:文化人類学の視点を取り入れた看護の視点

    第6章 日本の母子保健の動向と課題
     1.母子保健の基本的知識
      1 母子保健の理念と対象
      2 母子保健の変遷
      3 地域・地域社会の概念
      4 母子保健とヘルスプロモーション

     2.母子保健に関する指標と動向
      1 母子保健の水準を示す指標
      2 出生に関する指標
      3 死亡に関する指標
      4 人口構造の変化(少子高齢化)
      5 少子化に関連する動向

     3.母子保健行政のしくみと関係法規
      1 母子保健行政のしくみ
      2 母子保健の関係法規

     4.母子保健に関する制度
      1 主な母子保健施策
      2 少子化対策と母子保健に関する施策

    第7章 世界の母子保健の動向と課題
     1.母子保健に関する動向
      1 出生に関する動向
      2 死亡に関する動向
      3 妊産婦疾病,健康障害
      4 母子の健康に間接的に関連する要因

     2.母子保健施策
      1 持続可能な開発目標
      2 母子の健康に対するケア
      3 継続ケア

     3.母子保健に関する国際的な活動の場
      1 国際機関や組織
      2 助産師が活躍できる場

    資料
     1 保健師助産師看護師法(抄)
     2 母子保健法(抄)
     3 ICM 助産師の倫理綱領
     4 ICM 助産実践に必須のコンピテンシー(抄)
     5 助産師の倫理綱領
     6 少子化社会対策大綱(抄)

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