看護が引き出す回復力 レジリエンスで視点もアプローチも変わる
著:池田 清子
- 判型
- A5
- ページ数
- 128ページ
- 本体価格
- 2,400円
- ISBN
- 9784260046961
- 発売日
- 2021年 8月 2日
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- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
-
レジリエンスによってみえる風景が変わる
糖尿病と診断され、血糖降下剤だけで凌いできた患者が、定年退職を機にインスリンを導入したが、糖尿病腎症を発症、敗血症性ショックに陥り生死をさまよう。この患者は「仕事を理由に病と向き合わない人」「持病を理解していない人」など問題だらけで対応困難な人だろうか。本書では個人、地域、組織のレジリエンスを文献や事例から読み解く。レジリエンスを知ると、硬直した状況でも変化成長の可能性を感じられるかもしれない。 -
第1章 レジリエンスとは
1 レジリエンスの原体験
2 人が逆境から立ち直る力
3 レジリエンスとは
4 看護とレジリエンスの関連
5 看護におけるレジリエンスのキーワード
6 レジリエンスの視点
第2章 個人と家族のレジリエンス
1 個人のレジリエンス
2 家族のレジリエンス
3 事例からみるレジリエンスとケア
-患者はどのように回復力をつけていくのか
第3章 地域のレジリエンス
1 地域をどのようにとらえるか
2 地域のレジリエンスとは
3 災害からとらえる地域のレジリエンス
4 個人のレジリエンスからとらえる地域のレジリエンス
5 事例からみるレジリエンスとケア
-患者の「うちに帰りたい」という願いから紐解く
第4章 組織のレジリエンス
1 組織のレジリエンスと看護職にとっての意味
2 看護組織にとっての危機とは
3 組織のレジリエンスとは
4 レジリエンスと組織の成長
5 事例からみるレジリエンスとケア
-レジリエンスの高い看護組織での出来事
6 組織レジリエンスの視点が看護師にもたらすもの
あとがき
索引 -
池田 清子
神戸市看護大学 看護学部 療養生活看護学領域 教授