基準看護計画 第4版 地域・在宅を視野に入れた看護診断と潜在的合併症
編集:矢田昭子 著編集:島根大学医学部附属病院看護部
- 判型
- A5変形
- ページ数
- 584ページ
- 本体価格
- 3,000円
- ISBN
- 9784796526098
- 発売日
- 2024年 4月 24日
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- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
-
初版から30年、累計20万部超のロングセラーが、これからの地域包括ケアも見据えて改訂しました。
本書では、臨床でよく使う36の看護診断に絞った基準看護計画を掲載しています。
医学問題は「潜在的合併症」に基づいて標準的な看護計画を策定しており、
最新の「NANDA-I」看護診断にも準拠しています。
あなたの病院の電子カルテシステムには、「標準看護計画」が入っていると思われます。
看護診断名を選ぶとプルダウンで出てくる「看護計画」。
あなたは、それに担当患者さん特有の「看護計画」を付け加えていると思います。
そんなとき、その看護診断名で考えられる基本となる「基準看護計画」があれば参考になるのでは――本書は、そんな思いで企画されました。
もう1つは、合併症への看護計画です。合併症は医学診断ですから、「観察計画」が主体になります。
それでも、合併症によってはケア計画も教育計画も必要になるでしょう。
臨床の患者さんは「医学の問題」と「看護の問題」の両方をもっています。
それらに同時に対応するナースだからこそ、必要となる1冊です。
<こんな場面で活用できます>
・毎日の看護計画立案時
・病棟の「看護記録」の勉強会
・病院の記録委員会での会議資料
・看護学生の実習指導をするとき など
<改訂のポイント>
・いま注目の「医療的ケア児」を含む、地域包括ケアの内容を盛り込みました
・「看取りケア」「グリーフワーク」の要素を充実させました -
第Ⅰ部 看護診断と基準看護計画
① 健康知覚―健康管理パターン
●非効果的健康維持行動
●非効果的健康自主管理(リスク)
●感染リスク状態
●身体損傷リスク状態
② 栄養―代謝パターン
●栄養摂取消費バランス異常:必要量以下
●皮膚統合性障害リスク状態
●口腔粘膜障害
●高体温/低体温
③ 排泄パターン
●便 秘
●下 痢
●排尿障害/尿失禁
④ 活動―運動パターン
●成長発達遅延
●活動耐性低下
●気分転換活動参加減少
●身体可動性障害
●人工換気離脱困難反応
●非効果的気道浄化
●非効果的呼吸パターン
●セルフケア不足
⑤ 睡眠―休息パターン
●不 眠
⑥ 認知―知覚パターン
●安楽障害
●意思決定葛藤
●急性混乱リスク状態
⑦ 自己知覚―自己概念パターン
●不 安
●自尊感情状況的低下
●ボディイメージ混乱
⑧ 役割―関係パターン
●言語的コミュニケーション障害
●家族機能破綻(家族機能中断)
●悲嘆/予期悲嘆
●ペアレンティング障害
●親役割葛藤
●社会的孤立
●社会的相互作用障害
⑨ 性―生殖パターン
●性的機能障害
⑩ コーピング―ストレス耐性パターン
●非効果的コーピング
⑪価値―信念パターン
●スピリチュアルペイン
第Ⅱ部 潜在的合併症と基準看護計画
●呼吸機能障害
●心臓/血管系機能障害
●神経/感覚系機能障害
●消化器/肝臓/胆道系機能障害
●腎機能障害
●内分泌/代謝/免疫/造血器系機能障害
●筋骨格系機能障害
●生殖系機能障害
●手術の有害反応
●薬物/放射線療法の有害反応
●検査(血管造影・内視鏡)の有害反応 -
矢田昭子
島根大学医学部看護学科 元教授