コミュニティケア[訪問看護、介護・福祉施設のケアに携わる人へ]2025年10月号 2025年10月号第27巻10号
- 判型
- A4変形
- ページ数
- 80ページ
- 本体価格
- 1,600円
- ISBN
- 9784818029200
- 発売日
- 2025年 9月 5日
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- 内容紹介
- 目次
-
特集 訪問看護師が“ 寄り添う”ということ
在宅療養の支援を継続するためには、利用者の信頼を得ながら療養生活に伴走していく必要があります。
しかし、意思疎通の困難や互いの理解の行き違いなどから、思うように“寄り添う”ことができないと感じるケースも少なくないでしょう。そこで本特集では、熟練訪問看護師たちの記憶に残ったさまざまな利用者との関係について、取り上げてみたいと思います。
まず〈総論〉では、病棟勤務と訪問看護の長いキャリアの中で、筆者が患者や利用者に見た「その人なりの生き方」への受け止め方がどう変化したかを論じます。
そして〈報告〉では、支援の必要性を感じない精神科訪問看護の利用者に対して「相手を知る」ためにとったある行動が関係性を変えた事例や、ケアを拒否する高齢者の自律を尊重しながら清潔を維持し気持ちよく過ごしてもらうことに最善を尽くしたかかわりのほか、子どもへの虐待を疑われ孤立する母親の自立を信じて母子の生活に新しい一歩をもたらしたケース、また、福祉や医療制度の隙間に落ち込み心を閉ざしていた利用者の沈黙と向き合った経験などを紹介します。 -
特集 訪問看護師が“ 寄り添う”ということ
〈総論〉その人なりの生き方に“ 寄り添う”ことの難しさ/宮子 あずさ
〈報告1〉「その人がどうありたいのか」を利用者と一緒にたどり続ける/堤 真紀
〈報告2〉ケアを受け入れない利用者の体験を理解する/田中 和子
〈報告3〉ほどよい距離でつながり続ける「伴走する看護師」としての実践/横田 益美
〈報告4〉怒りの奥にある孤独に寄り添い、看護師としてともに立ち続ける/平野 智子
〈関連論考〉重い精神症状を抱えた利用者への伴走型支援「ACT」について/斉藤 和彦
COLUMN
●ニュース手帳/株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン Gem Med編集部
●宮子あずさの気まぐれコラム 目薬きちんとさしてますか?/宮子 あずさ
SERIES
●N.Focus 独居の認知症高齢者を支える訪問看護のための実践ガイド/中島 朋子
●N.Focus 実践報告:発達障害を持つ不登校児への精神科訪問/斉藤 和彦・山口 達也
●喪失と死を共に受けとめ、助けあって生きる コンパッション都市・コミュニティへの招待
コンパッション都市・コミュニティとはどのようなものか―5つの基本的な考え方/竹之内 裕文
●訪問の 合間に一句 詠んでみる 訪問看護“泣き笑い”川柳/堀川 勝子
●N.Focus 経営戦略としての訪問看護DX/坪田 康佑
●精神科訪問看護へようこそ 近いからこそ必要な客観性/川下 貴士・小野坂 益成
●患者の望む在宅医療を実現する退院支援 「PASセルフケアセラピィ」の活用
事例を用いてPASセルフケアセラピィの流れをたどる/宇佐美 しおり
●People-Centered Care 市民とともに歩むナースたち 「つながる暮らしの談話室:佃の渡しサロン」
地域の高齢者が自分らしく生きる力を育むナラティブ・コミュニティ/射場 典子
●POTTスキルで解決〜食事ケアの困りごと 看護で食べるよろこびを
食事形態と姿勢は関連がありますか? その根拠や方法は?/芳村 直美
●行動変容をそっと促す ナッジを使ったアプローチ 絶望から希望へ/竹林 正樹・三宅 琢
●日本訪問看護財団からのお知らせ 2040年に向けた訪問看護のビジョン〜地域での暮らしを支えるために〜 ほか
●全国訪問看護事業協会からのお知らせ 全国訪問看護事業協会30周年記念式典および都道府県訪問看護ステーション 連絡協議会交流会の開催 ほか
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