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まとめないACP 整わない現場,予測しきれない死 

著:宮子 あずさ 

判型
A5
ページ数
168ページ
本体価格
2,000円
ISBN
9784260047197
発売日
2021年 8月 23日

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  • 内容紹介
  • 目次
  • 追加情報
  • 延命治療を選ぶのは、悪いことですか?

    最期をどこで、どのように迎えたいかを話し合うプロセス=ACP。
    ACPが、延命治療を諦めさせるためのものであってはいけない。
    いかに死が近づいている人であっても、その人が生きようとする気持ちを支えたい。
    予測通りにいかない人の生き死にを看護師として、家族として見てきた著者が考える、「無理にまとめないACP」の進め方。

  • はじめに

    Part 1 私とACP
     1.1 ACPが急かされるように見えるヨノナカ
      1 「人生会議」ポスター炎上
      2 「医療の中止」への舵取り
      3 医療者が先に諦めてはいけない
     1.2 ACPを捉え直す
      1 ACPの定義
      2 精神科訪問看護とACP
     1.3 私が両親のACPに関わるならば
      1 父の場合
      2 母の場合

    Part 2 「死ぬ」ということについて,私が知っている範囲のこと
     ――ACPを進めるための基礎知識
     2.1 どのような経過をたどって人は死ぬか
      1 がんで亡くなる場合
      2 がん以外の慢性疾患で亡くなる場合
     2.2 死の直前には何が起こるか
      1 亡くなる人の状態
      2 見守り方
     2.3 死が近い人は,どのように死を受けとめているか
      1 私が衝撃を受けた患者さんのこと
      2 死にゆく人の心理について
     2.4 死ぬ場所にはどのような選択肢があるか
      1 調査から見える死ぬ場所の希望
      2 がんの場合:自宅での看取りか,緩和ケア病棟か
      3 医療機関以外の看取り
     2.5 言葉の整理
      1 ACP以前の言葉
      2 基本的な6つの言葉
      3 価値観を含む言葉は取り扱いに注意する

    Part 3 「整わない現場」でのACPをシミュレーションする
     3.1 どの時期に話し合うか
      1 がんの場合
      2 がん以外の場合
     3.2 キーパーソンの決め方
      1 キーパーソンが親族の場合
      2 キーパーソンが親族でない場合
      3 キーパーソンがいない場合
     3.3 急激に悪化した時の対応を決める
      1 がんで亡くなる場合
      2 がん以外で亡くなる場合
     3.4 どこで,誰に看取られるか
      1 最期を病院で迎える場合
      2  最期を自宅で迎える場合
     3.5 意思決定できない場合はどうするか
      1 意思決定が困難な状況で,意思決定を促す支援
      2 意思決定が困難な状況で,複数の専門家が代行する場合
     3.6 死に向かっての備え
      1 残された人生を生ききる努力
      2 いわゆる「終活」に関連したこと
      3 備えなしに亡くなって困ること

    おわりに

  • 宮子 あずさ
    看護師/作家

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