検索

看護管理実践Guideビギナーズ  看護主任マネジメント入門 新任主任のマインドセットと「困った場面」の切り抜け方 

著編集:別府千恵  

判型
A5
ページ数
192ページ
本体価格
2,500円
ISBN
9784818027794
発売日
2024年 8月 16日

ご購入は会員社
WEBサイトから

  • 内容紹介
  • 目次
  • 主任1年目のリアルな困りごとに スゴ腕の先輩マネジャーたちが「理論」と「経験」からアドバイス! 
    「主任って何をする人?」と思った時に読みたいガイドブック!

    管理者として第一歩を踏み出した看護主任。
    でも「主任って何をすればいいの?」「研修だってきちんと受けていないし…」という声が聞こえてきそうです。

    本書では、主任になったばかりの4人のナースから寄せられた困りごとに、ベテランマネジャーたちが解決のヒントを示します。
    実は「主任時代がいちばん楽しかった!」という管理者は多いとか。
    明日からのマネジメント指針として活かせる経験知や理論が満載!

  • Chapter1「次の主任はあなたです」と言われたら

    1 主任になるのは大変?
    マインドセットとは/看護管理者に対するイメージ/女性が昇任することの困難さ/中堅看護師の陥りやすいキャリアプラトー

    2 はじめから完璧を目指さない
    あなたのリーダーシップは見られていた/主任になっていく/私が主任だった頃/一皮むけた経験

    3 管理業務を恐れない
    マインドセットをしなやかにする/部下をもつということ

    4 影響力はどこからくるか
    影響力を行使することの意味/公的権限/信頼関係で得る権限

    Chapter2 よくある「困った場面」こう考えるとうまくいく

    ◇Case1 看護師と看護補助者との協働
     Advice1 互いの業務を理解し思いやりをもつことで 「協働機能」を高める
     Advice2 共通の「目的」に向かって 双方が自発的に自らの役割を果たすために

    ◇Case2 書類の渡し間違い
     Advice1 ルールに基づく迅速な「一次対応」と 組織全体で取り組む「二次対応」
     Advice2 管理者の「権限」「能力」「行動」を認識し コンピテンシーを意図的に発揮する

    ◇Case3 外部イベントへの参加
     Advice1 マネジメントの視点を学びながら 日々の出来事に目を向け、変革を起こす
     Advice2 指揮命令系統を把握し、目標を咀嚼したうえで スタッフには自分自身の言葉で伝える

    ◇Case4 手順書の見直し
     Advice1 立場によって視点が違うことを踏まえて 「問題」と「課題」を見極める
     Advice2 チーム活動を通じてスタッフの成長を促すために レディネスに応じた指導とサポートを

    ◇Case5 研修レポート作成のフォロー
     Advice1 自身の「看護観」をもって日々の看護を行えるよう 2年目以降のスタッフもサポートし続ける
     Advice2 研修から学びを拡張させるには 本人による「言語化」と「リフレクション」が欠かせない

    ◇Case6 ベッドコントロール
     Advice1 患者にとって望ましい療養環境を多角的に検討し 他部署と交渉できるスキルを身につける
     Advice2 患者の利益を守るスタンスでマネジメントを行い 部署全体の倫理性を高める

    ◇Case7 ベテラン看護師への介入
     Advice1 対話を重ね、定期的にフィードバックを行うことで 本人とスタッフの両者を守る
     Advice2 意思決定プロセスに参加させ、「情報・資源・機会」を提供することでエンパワーメントし続ける

    ◇Case8 労務管理の課題への取り組み
     Advice1 「緊急ではないが重要な仕事」を日々の業務に取り入れ、現場を改善するのが主任のマネジメント
     Advice2 目的に向けた当事者間のディスカッションで 合意形成、意思決定、行動変容をねらう 

    ◇Case9 スタッフへの依頼・情報提供
     Advice1 「サーバントリーダーシップ」の理念に沿って 3つの行動を振り返ってみる
     Advice2 「X理論・Y理論」を意識しつつ、与えられた仕事を スタッフが自分事と思えるようにサポートする

    ◇Case10 主任の言動への誤解
     Advice1 スタッフに与える影響が大きいことを念頭に 管理者らしい言葉遣いや現場への配慮を習慣化する
     Advice2 主任という新たな役割を獲得するために必要な 「関係性の変化」「知識」「行動変容」

    ◇Case11 医師と看護師の意見の対立
     Advice1 「コミュニケーションプロセス」や「意思疎通の方法」の改善を冷静に検討する
     Advice2 職種ごとの行動特性・価値・倫理観を認識し 生産的活動につながるように橋渡しをする

    ◇Case12 インシデント発生時の対応
     Advice1 ICを行う患者に対しては冷静かつ真摯な対応を 当事者のスタッフへの介入は時期を逃さず行う
     Advice2 主任としての成長に向けて、「視野の変化」と 「経験から学ぶこと」を意識する

    ◇Case13 看護提供体制の変更
     Advice1 病棟が目指す看護とその方法論を全体で共有し スタッフも巻き込んで新しい体制を構築する
     Advice2 現場に踏み込める強みを活かして 変革によって成し遂げたいビジョンを共有する

    ◇Case14 スタッフのモチベーション管理
     Advice1 「内発的動機づけ」につながるように 寄り添い、共感し、一緒に悩む
     Advice2 「職務特性モデル」を意識して ワークモチベーションや職務満足感を高める

    ◇Case15 ベテラン看護師の働き方
     Advice1 スタッフが「生涯学び続けること」に意義や責務を見出し ポジティブなモチベーションをもてるよう支援する
     Advice2 看護の実践知を明確にし、やりがいにつなげるとともに 組織の中で求められる役割期待に応えてもらう

    ◇Case16 病棟内の教育
     Advice1 「思考発話」を取り入れて指導側のハードルを下げ スタッフの成長の結果に目を向ける
     Advice2 部署の目標に応じた教育のビジョンをもって 全員でスタッフ教育にかかわる仕組みをつくる

    Chapter3 新しく主任となる皆さんに伝えたいこと

    1 主任としての自分を受け入れるまでの波
    学びながら主任として成長していく

    2 他職種との関係性における変化の波
    主任にとって、医師は敵?/他職種が負う職務と責任を理解する

    3 部署のスタッフとの関係性における変化の波
    立ち位置が変わることで避けられないこと/組織の目標を踏まえた人材育成/スタッフのニーズを把握して動機づける/フェアな姿勢でスタッフにかかわる/スタッフの成長を願ってフィードバックする

    4 師長との関係性における変化の波
    対話によって合意形成を図り、ともに組織を導いていく

    5 自己効力感の低下の波
    自己開示によって周囲からサポートを得る

    6 新任主任としての混乱を乗り越えた先に見えるもの
    自分のルールに則って、責任と誇りをもって行動する

関連書籍